新しい時代のメンタルヘルスを模索するためにストレスの歩みを知ろう|ニュース&トピックス|総合心理教育研究所 東京セリエセンター:メンタルヘルス対策・ストレスマネジメント

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新しい時代のメンタルヘルスを模索するためにストレスの歩みを知ろう

 

 

ストレスチェックが義務化され2年目になります。グロービス経営大学院にて優秀な未来のリーダーに対してメンタルヘルスの教鞭を取らせていただいている立場、日本の民間で最初の専門的メンタルサービス機関である「総合心理教育研究所」を立ち上げた立場から、常に、わが国産業メンタルヘルスの歴史的視点にたち、その理念を大事にしながら「働く人々の心の問題」を考察する事が必要と考えております。

 

1968年の創成期の我が国産業メンタルヘルスがどのように始まったか手持ち資料から散見しまた。

 

昭和43年(1968年)101日に、私が従事していた日本鋼管病院精神衛生室が設立されました。これが、いわゆる専門的メンタルヘルスサービス機関として初めてです。他社にも精神衛生がありましたが、健康管理室の中で、精神科医や産業医の先生がやっていました。メンルタルヘルス専門サービス機関として独立して発足したのは一番、最初であると認識しております。そのあと、組織形態は様々ですが東京大学医学部大学院精神衛生学教室の出身の方々を含めて、日本の大企業でメンタルヘルスが推進されるようになりました。これまでわたくしも数多くの企業様から、ノウハウ支援を求められる、鋼管病院精神衛生室の取り組みを共有させていただきました。いまではアメリカ流のEAPの多くの企業様がサービスを展開しております。歴史的歩みの資料中から、各企業様、各自治体様が大事なもの、普遍的メンタルヘルス価値の考察の一助となれば幸いです。

 

発足当時の精神衛生室のこんな業務概要でしたよ。ご参考いただければと思います。

 

  1. 創設

    昭和43年(1968年)11日より準備開始,41日作業に着手。101日精神衛生に関する業務の強化をはかるため精神衛生室を新設。

  2. 精神衛生対策要綱

    A.要旨

    精神衛生学的方法により、従業員の能力エお開発向上し、人間関係の負因子をのぞいて良好な関係を促進し、企業の生産性を高めるとともに、従業員の福祉を向上するために下記のような対策を実施する

     

    B.作業の範囲

     

    a.高次精神活動関する精神医学、心理学的研究調査及び支持援助

    b、教育訓練に対する精神医学的、心理学的研究調査及び参画

    c、人間関係、職場志気などの産業心理学的、行動科学的調査研究

    d、精神神経疲労対策の研究調査、実施への協力

    e、採用、適性、配転などに関する精神医学的、心理学的調査研究

    f、災害事故調査への参画

    g、疾病休業の職種、職場、原因別などの諸因子の分析対策の考究

    h、精神的問題者の調査研究と相談

    i、問題者の周辺調査と対策立案

     

    C.当面可能な作業

     

    a、個人面談相談

    b、グループカウンセリング

    c、自己啓発、教育等に資料提供、推薦、協力

    d、懇談会、講演会

     

    というものでした。人間の「精神」という崇高なものにどのように対応すべきが、手探りの中で模索していたことが文中からうかがえます。

     

    次回は具体的実践内容についてお知らせいたします。楽しみにしていていただければ幸甚です。

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